フィラデルフィアロール

まず、寿司飯の準備を丁寧に行います。丸粒米を水が完全に透明になるまでよく洗います。流水ではなく、ボウルで水を何度も替えながら行うのが一番良いでしょう。

洗った米をざるにあけ、余分な水滴を振り落としてよく水気を切ります。その後、米を鍋に移し、飲料水を加えて、蓋をしっかり閉めて弱火で沸騰させます。米を正確に12分間炊きます。

ご飯を炊いている間に、巻きすの準備をしましょう。フィラデルフィアロールはご飯が外側になるように巻くので、巻きすを食品用ラップで包む必要があります。テーブルにラップを広げ、巻きすのひだが縦になるように置きます。ラップがしっかりと密着するように巻きすを数回ひっくり返し、端を丁寧に折り込みます。ラップの作業面には植物油を塗っておきます。

炊き上がったご飯は火から下ろし、蓋をしたままさらに10分蒸らします。その間に、ドレッシングを作ります。米酢と砂糖と塩を混ぜ合わせ、砂糖が早く溶けるように電子レンジで軽く温めます。

ご飯をヘラで広い平らな器に移し、潰さないようにします。用意したドレッシングをご飯全体にかけ、優しく混ぜます。ご飯を体温または室温まで冷まします。

その間に、紅鮭の準備をします。フィレを取り、幅広の鋭いナイフで、皮と灰白色の薄膜を慎重に切り取ります。

指でフィレの表面をなぞり、骨がないことを確認します。残っている骨はピンセットで取り除きます。次に、鋭いナイフでフィレを水平に薄くスライスし、全体を薄いプレート状に切り分けます。

キュウリを洗い、ペーパータオルで水気を拭き取り、両端を切り落とします。キュウリを2〜3等分に横に切ります。次に、幅広の層で、種の入った中心部に達するまで、皮と果肉を約5mmの厚さで円形に切り取ります。中心部は捨て、皮付きのしっかりした果肉を細長い千切りにします。

海苔のシートを点線に沿って半分に切ります。半分に切ったシートをざらざらした面を上にして巻きすの上に置きます。ご飯を4等分にし、それぞれ約110グラムにします。

ボウルに入れた水で手を湿らせます。ご飯を一つかみ取り、海苔の表面に均一に、横の縁と揃うようにしっかりと広げます。奥の縁から1.5〜2cmの隙間を残し、手前の縁からも同様に1.5〜2cmはみ出させます。手前の縁は巻きすを使って整えます。

海苔シートを巻きすの上に裏返しに置き、ご飯が下になるようにして、ご飯のはみ出した部分が奥になるようにします。海苔の中央にクリームチーズを約50g帯状に置きます。これは絞り袋や絞り器を使うと便利です。チーズの帯に沿って、キュウリの細切りを2〜3層に重ねて置きます。

指先で具材を抑えながら、巻きすの端を持ち上げて、海苔の端が内側で合うようにしっかりと半分まで巻きます。次に、巻きすを少し上に持ち替えて、最後まで巻き上げます。

巻きすを使って、巻いたロールを長方形などお好みの形に整えます。側面からはみ出さないように端をしっかりと押さえます。ロールの上部と側面を覆うように、サーモンのフィレをスライスして乗せます。

鋭いナイフを水で湿らせ、完成したフィラデルフィアロールを半分に切ります。次に、半分を並べて3〜4等分に切ります。ナイフを清潔に保つために、毎回湿らせた布で拭き、水で湿らせてください。

「フィラデルフィア」ロールを美しく盛り付けたお皿に並べて提供します。ガリとわさびを添えてください。別の小皿に醤油を入れます。そしてもちろん、お箸もお忘れなく！